ちょっと変わったEV/PHEV充電器(コンセント)の設置例

東京都世田谷区で約50年、地域に根付いて電気工事を提供している株式会社山崎産業です。

近年、急速に普及している電気自動車。

石油燃料を使用しないという環境保護の観点から、そしてご家庭でもエネルギーチャージできるという利便性の良さから、今後ますます需要が高まっていくと考えられています。

電気自動車の充電設備であるEV/PHEV充電器(コンセント)をご家庭に設置するには、建物の形状や既存の配線状況などによって、設置が難しい場合があります。

弊社でもこれまでに多くのEV/PHEV充電器の設置工事を行なってきましたが、中には設置方法が通常と異なる製品もありました。

そこで今回は、今までに弊社が手がけたEV/PHEV充電器の設置工事の中から、“ちょっと変わった”設置例をご紹介していきます。

 

工具も変わっている?!メルセデスベンツのEV/PHEV充電器「ウォールユニット」

メルセデスベンツには「ウォールユニット」という専用のEV/PHEV充電器があり、先日あるご家庭でウォーユニットの設置工事をさせていただきました。

「ウォールユニット」検索結果

ウォールユニットはコロンとした形状の充電設備なのですが、こちらを壁面に設置する際には通常あまり使わない工具が必要でした。

というのも、多くの場合ネジはプラスかマイナスなのですが、ウォールユニットに使用されているネジはトルクスネジと言ってドライバーを差し込む部分が六角星形になっているのです。

トルクスネジを使用した製品も徐々に増えつつありますが、さほど多くはないのでEV/PHEV充電器(コンセント)の設置工事の際にはあらかじめトルクスレンチを準備しておく必要がありました。

また、ウォールユニットは設置の際にアンペア数を選ぶことができます。

充電時間を短くしたい場合、アンペア数をMAXにしてしまうと、電気のご契約状況によってはブレーカーが落ちてしまいます。

普段の生活の中で他の電化製品を使用する際に不都合が生じたりする可能性があります。

このようなことにないように、ウォールユニットには調整ダイヤルがついており、充電で使用するアンペア数をダイヤルで調整するようになっています。

ベンツのウォールユニットの標準アンペア数は30Aですが、こちらを設置するのであれば現状ご家庭で契約しているアンペア数+30Aであることが望ましいです。

エアコンや電子レンジなど生活に欠かせない電気製品もありますので、充電中にご家庭で電気を使うことを考えると、契約条件の見直しは必要だと思います。

今の契約状況をご確認した上で、電気自動車の充電環境に合わせて電気の契約条件を見直すことをお勧めします。

また、契約アンペア数については事前に確認しますが、変更につきましてはご相談ください!

分電盤からEV/PHEV充電器に電線を配線することができない?!そんな時はどうする?

分電盤からEV/PHEV充電器に電線を配線することができない?!

こちらも先日施工させていただいた工事例になりますが、分電盤の位置条件が悪く、室内の分電盤から屋外の駐車場に配線できないというケースがありました。

分電盤は通常、屋内にありますが、そのご家庭では駐車場から離れた場所にあり、そこから配線できる環境ではありませんでした。

弊社では仕上がりも考慮し、まず隠蔽配線を検討いたします。

施工方法としてはケーブルを天井裏から配線するか、あるいは床下や壁内を配線して駐車場付近まで配線します。

他にもいろいろな方法はありますが、今回はいずれも難しい状況だったので、違う方法で施工することになりました。それが、電気メーター付近から電気回路を増設する方法です。

電気メーターから分岐回路を?!屋外で施工が終わるので配線問題も解決!

電気メーターというのは電気の使用量を計る装置なので、外から点検しやすい場所に設置されています。

今回のご家庭には駐車場の近くに電気メーターがあり、そこから電気回路を増設することで全てが完結できました。

電気メーターから増設できるEV/PHEV充電器(コンセント)は実際にいくつかのメーカーから出されておりますが、弊社では主にパナソニックの製品を提案しています。

こちらはEV・PHEV充電用分岐ボックスというもので、ボックスの中にブレーカーや端子台などが設置されています。

ごちゃごちゃすることもなく、ボックス内に全てが収まっているので見た目もスマートです。

もし、分電盤の位置が悪くても充電器を設置できる方法もあるため、安易に「うちではEV・PHEVなどの電気自動車は無理」と諦めずにまずは一度お気軽にご相談ください。

EV/PHEV充電器(コンセント)をどうしても設置できないということもある?

まれにではありますが、建物の形状や外壁の材質などによってどうしてもEV・PHEV充電器の設置が難しいというケースがあります。

例えば、家やガレージがRC造の場合は、工事が非常に大掛かりになることもあるので費用も高額になります。

RC造のガレージの場合、コンクリートに穴をあけて電線を通すことになりますが、その際コンクリートの内部にある鉄筋を傷つけてはいけないので、鉄筋を避けるために躯体のレントゲン撮影をします。

そして、鉄筋を避けるように専用の機材を使って穴を開けますので、高度な技術を必要とします。

そうなるとに調査費と機材などの諸経費で工事費用が高額になってしまうことを念頭に置いていただきたいと思います。

EV・PHEV充電器(コンセント)の購入方法

工事業者が購入

弊社にEV・PHEV充電器(コンセント)の設置工事をご依頼いただいた場合、すべて弊社が準備致しますので、お客様が個人で購入する必要はありません。

ただし、弊社で購入すると納期がかかったり、ネット通販より価格が高い場合は、お客様で準備いただいてもOKです。

お客さまで購入

上記を踏まえ、工事だけを依頼することも可能です。

ただし、選ぶ際にはご自宅の建物の形状、分電盤の位置、設置場所などを考慮した上で、設置可能な機種を選ぶ必要があります。

EV・PHEV充電器(コンセント)は複数のメーカーからさまざまなタイプが販売されていますので、よく調べてから間違いのないように慎重に購入しましょう。

EV・PHEV充電器(コンセント)の設置は、山崎産業にお任せください!

山崎産業にはEV/PHEV充電器(コンセント)に関する豊富な施工実績があります。

弊社には現場経験が豊富で技術力の高い電気工事士が多数在籍しているので、“自社施工”で電気工事を承ることができるのが最大の強みです。

新築の木造住宅の配線工事を主力事業としていることから、ご家庭での電気のお困りごとにもちょっとしたご相談も寄り添って対応しています。

住宅や駐車場の位置、スペースなど、ご希望と条件に合った最適な設置場所をご提案できるのが何よりの強みです。

複雑な電力会社への手続きに関しても熟知しているので、設置から使用開始までの一連の手続きをスムーズに進めることができます。

EV・PHEV充電器(コンセント)の設置をお考えの方は、山崎産業までぜひお気軽のご相談ください。

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